花東縦谷
山と田畑が織りなす山水画
美しい花東縦谷は中央山脈と海岸山脈に抱かれ、どこにも負けない優れた気候條件を備えています。そのため、香り高く弾力性に富んだ米を産出し、それを使った池上、関山の弁当は、列車族最愛の品です。
四季に従い変化する稲田の風景は、旅人の身心を癒す最高の良薬です。頭を上げ空を見れば、パラグライダーが風に乗って舞っています。熱気球が空に上ろうとしています。ここ鹿野高台は「飛びたい」という旅人の夢をかなえてくれるのです。
伯朗大道
池上鄉は花東縦谷台東セクションの起点で、どこまでも広がる田の光景は、息を呑むほどです。かつて広告のロケ地に使われた伯朗大道はその最高の鑑賞地点です。自転車で水圳サイクリングロードを進む時、この道は普段は農家の人たちが田を見回る際の通り道なのだと思い起こしてください。自分では田で耕作できなくとも、農夫たちと歩みをそろえることで、米とおいしい縁を結ぶことができるはずです。
大坡池
大坡池は池上鄉の過去と現在を伝えています。池を廻るサイクリングロード、豊富な生態景観は多くの旅人たちを惹きつけています。池辺の草地はピクニックにぴったり。地元のお袋さんが作る特製米食料理を持ち込み、ここで味わえば、一味違ったおいしさを楽しめることでしょう。
関山米国学校
純朴な客家集落-関山鎮には、15.2kmのサイクリングロードがあります。これで関山鎮を一回り。清々しい稲田を眺めながら鉄橋をくぐり、最も高い地点へ進むと全体が俯瞰できる絶好の眺望ポイントに着きます。田を縫って走る列車が遠くに見え、車上の旅人に手を振りたくなるでしょう。関山鎮の鄉田小路も独特の地です。日本式平屋住宅が残り、おいしい点心や客家料理の店、全台湾にその名をとどろかす関山米があります。精米について興味がある方は、関山農会に隣接する米国学校へ行ってみましょう。必ずや旅人の好奇心を満たしてくれるでしょう。
武陵緑のトンネル
旧台九線には武陵緑のトンネルがあります。クスノキとモクマオウが密生する緑陰が作る静かで穏やかな時間が流れるトンネルは、旅の疲れを一掃してくれるでしょう。トンネル内に身を隠す移動式カフェ。親切で人懐こい主人の淹れるコーヒーを片手に、鹿野鄉をまるごと感じてください。
鹿野体験
ここには有名な福鹿茶があり、旅人の夢-飛行があります。夏の鹿野高台では、空を舞うパラグライダーが見られ、国内外から集まった熱気球もここで羽を広げます。ここは旅人の夢をかなえる場所なのです。美しい龍田村は日本統治時代の「移民村」でした。ここでは自転車をレンタルし、ガイドが語る龍田村の歷史と生態に耳を傾けましょう。南へ向えば、台湾野球の夢を記録した「紅葉少棒館」、布農族の文化と伝統を展示する「布農原住民部落」があります。