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文化

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Taitung

文化

多様な民族的色彩は素朴な台東に鮮やかな輝きを加え、先史文化は文明の記憶を台東に刻み付けています。ちょっと歩みを緩め、原住民の民族文化と先史遺跡に触れてみませんか。生命力あふれる台東文化の深みを発見する旅に出ましょう。

  • 長浜文化

    長浜文化

    長浜文化の主要遺跡は長浜の八仙洞遺跡及び成功鎮信義里の小馬洞窟遺跡です。すでに八仙洞では大量の石器と墓穴が発見され、小馬の海蝕洞窟からも埋葬墓1箇所が発掘されています。八仙洞は台東県樟原村南方台十一号の花東公路わきに位置し、十数箇所の海蝕洞窟からなる特殊な景観区です。これらの洞窟は多くの人が住めるほど大きいため、先史時代の人々はこれらの洞窟を彼らの居住場所として利用したのです。

  • 麒麟文化

    麒麟文化

    麒麟文化は今から約3500年前のもので、その豊富に埋蔵された巨石群から、巨石文化とも呼ばれています。遺跡は成功鎮南麒麟集落遺跡が最も代表的で、面積は10万平方メートルほどに及び、我国の一級古跡に列せられています。主な文化的特徴は人工的に彫られた巨石が集まっていることで、すでに出土した文化財には岩棺、卑石、人像、縄文土器、石斧、石刀等があります。

  • 卑南文化

    卑南文化

    卑南文化は台湾及び環太平洋地域で発掘された遺跡の中で最も完璧で稀有な文化遺跡の一つです。今から2千~3千年前のもので、台東南王里の北側に位置します。最大の特徴は板状の岩を組合わせた石板棺で、棺の内部には大量の副葬品の玉飾りが発見されました。その手厚く葬られた習俗から、当時高度な文明があったことは想像に難くありません。遺跡の場所には現在国立台湾史前文化博物館及び卑南文化公園が設置されています。

原住民族群

原住民族群

地形という天然の障壁に守られた台東は俗世から隔絶された桃源郷のようなところでした。ここに最初に定住したのは、阿美、布農、卑南、魯凱、排湾、雅美の台湾原住民族。後には福建省から移民が、戦後には中国各地からさまざまな民族が流入し、今日の台東の寛容で奥深い文化を形作っているのです。

  • アミ族

    アミ族

    阿美族は台湾原住民族で人口が最多の集団で、台東県では主に東河、池上、関山、鹿野、長浜、成功、卑南、台東市に居住しています。母系社会で、婚姻は入婿制をとり、家は女性が取り仕切ります。男性の集団にははっきりした年齢による階級組織があり、2~5歲を一階層として学習と生活を共にします。豊年祭は、漢族にとっての旧暦正月のようなもので、阿美族の重要な祭典です。阿美族は歌やダンスに長け、楽観的で明るい性格で、藤編みと刺繍にも優れています。

  • ピュマ族

    ピュマ族

    縦谷南方の平原に集まって居住する卑南族は、伝統的には母系社会でしたが、現在では父系の社会体系も受け入れられています。刺繍に卓越した技を持ち、踊る人間を表わす模様を特色とします。每年末に開催される猴祭と大猟祭の聯合年祭は人々をつなぐ大切な行事です。卑南族には少年の集会所「巴拉冠」があり、ここでは勇士となるための訓練が行われ、男子の成年式も執り行われます。戦いに優れた卑南族は、清代康熙年間に朱一貴の乱を鎮めたことで、卑南王に封じられました。

  • ブヌン族

    ブヌン族

    布農族は最も多く祭典を行う種族です。よく知られる小米開墾祭、小米播種祭、收穫祭、射耳祭は小米(アワ)と祭典を大切にする民族的特色を表わしています。祭儀の多さはその多声部和音歌唱法を生み出しました。絶妙な和声で天の神の耳を楽しませ、小米の豊作を願うため歌われる「豊收祭和音」は最高で8部にも分かれ合唱され、「八部合音」と呼ばれています。霧鹿部落の布農族は「八部合音」を世界に向けて発信し、台湾の知名度アップに一役買っています。

  • ヤミ族

    ヤミ族

    達悟族とも呼ばれる雅美族は台東東南海の蘭嶼島上に居住しています。海に囲まれた山がちの島で、漁業を主に、農耕も行っており、作業を共同で行い、収穫を分け合う概念を持つ楽天的な民族です。海と密接な関わりを持つ雅美族は独特の海洋文化を育みました。特有の陰陽曆、半地下式の家、寄せ板作りの舟、トビウオ祭等は雅美族文化を代表するものです。

  • ルカイ族

    ルカイ族

    中央山脈南端の山間に暮らす魯凱族社会にはかつて明確な階級制度があり、村の組織は頭目を中心とします。大頭目、貴族、士、平民に分かれ、婚姻が身分を変える条件の一つとなっていました。魯凱族の社会では、テッポウユリは潔白の代表で、聖なる花とされ、猟に優れた男子と貞潔な女子だけが頭目の祝福の下この花を身に着けることができるのです。魯凱族は雲豹、熊、鷹を禁猟とし、百步蛇(ヒャッポダ)を頭目の祖先としています。

  • パイワン族

    パイワン族

    排湾族は台湾原住民族で三番目に人口が多い種族で、主に屏東来義鄉に住んでいますが、台東県内では金峰、太麻里、達仁、大武に居住しています。百步蛇をシンボルとし、貴族制度、彫刻芸術、石板屋、五年祭で知られています。排湾族には青銅刀、陶甕、琉璃珠という三つの宝があります。伝説では、青銅刀は男子の権威の象徵、陶甕は貴族の権勢の象徵、琉璃珠は富の象徵とされ、この三つの工芸品は貴族が結婚する際の欠かせない婚資です。

  • クバラン族

    クバラン族

    噶瑪蘭族は漢化が最も遅かった平埔族です。元々は蘭陽平原に住んでいましたが、漢族勢力の南遷により、宜蘭、羅東、蘇澳から東海岸の花蓮北埔、豊浜、台東長浜まで分布しています。かつては阿美族の一派とされていましたが、十数年の努力の末、復名を果しました。その民族意識は強烈で、日常生活では噶瑪蘭語と文化を残しています。緩やかに吟じる歌、白黒チェックの衣服、女性が取り仕切る祭典。どれも民族的色彩が鮮明です。

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