鹿鳴吊橋は台東延平鄉にあり、延平、鹿野、卑南の三鄉が交わる位置にあります。1959年に掛けられた、長さ約100メートルの鋼ケーブル吊橋は、旧台9線に位置する重要な橋の一つでした。1984年に台九線の湾曲を直線に改修する工事が行われ、それに伴い鹿鳴橋が建設された後、鹿鳴吊橋はその役割を徐々に失っていきましたが、いまでも紅葉村と延平鄉の山間の地区をつなぐ大切な連絡通路で、地元では「旧鹿吊橋」、「旧鹿鳴橋」と呼ばれています。

2003年台東県政府が歷史建築に指定し、延平鄉公所により歩行者展望エリア、展望台などが設置され「鹿鳴吊橋展望レクリエーションエリア」に生まれ変わりました。